ご注文番号: AS24578
脇差: 白鞘入り,拵付き(保存刀剣)
銘: 備州長船祐定 永正六年八月
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は備州長船祐定としては上作 にランクされます。
鎺:銀二重鎺
刃長: 51.4cm
反り:1.8cm
目釘穴:2個
元幅:2.89cm
先幅1.97cm
重ね:0.78cm
刀剣重量520g
時代: 室町時代 永正6年(1509)
体配: 身幅尋常で重ね厚く反りが深く付いた作品で、表裏に棒樋と添え樋を掻く。
地鉄:小板目肌に淡い映りが現れる。
刃紋:匂出来互の目乱れと丁子乱れ交じり帽子丸く返って焼き詰めとなる。
特徴:備州長船祐定は室町時代末期に活躍した刀工群で、当時は戦国時代真っ只中であったため刀剣の需要が多く、備前、美濃では数多くの刀剣が制作されていた。
拵: 半太刀拵
鐔: 円形の鉄透かし鐔に朝顔に似た植物を真鍮象嵌する。
目貫: 馬の背中に乗る猿の図
葵美術より一言:
祐定は作品の多さから数打ちと称されますが、永禄に製作された本作は比較的出来がよいです。
本作は脇差ですが長さと反りがあり、片手打ちの刀として製作されたと思われます。
拵えもついていて、とくに目貫の図がいいですね。
保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書
全身押形
オークション開始価格:500,000円