ご注文番号: AS24475
脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:近江大掾藤原忠廣
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は近江大掾藤原忠廣としては 上上作 にランクされる作品です。
鎺:木鎺
刃長:52.8cm
反り:1.1cm
目釘穴:1個
元幅:3.23cm
先幅:2.28cm
重ね:0.6cm
刀剣重量:600g
時代:江戸時代前期寛永から寬文頃
体配:身幅が広く重ねしっかりとした反りのある脇差で鋒やや伸びて健全な作品です。
地鉄:小板目良く錬れた小糠肌となる。
刃紋:沸出来、のたれ刃
特徴:
近江大掾藤原忠廣は初代忠吉の実子で、父の没後、寛永10年(1633)から作品が見られ、寛永18年(1641)に29歳で近江大掾を受領した。終生忠吉銘は襲名せず、忠広と銘した。長寿であり、作刀期間は約60年におよび、作品数が多く、作風も多彩である。元禄6年(1693)に80歳で没した。切れ味が良く、大業物に指定されている。地鉄の美しさでは肥前刀随一と言われ、父忠吉に次ぐ名工と高く評価されている。
葵美術より一言:
忠広の作は直刃が多いですが、本作は珍しくのたれ互の目乱れの作品で、がっしりとした健全な作品です。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書
全身押し形
オークション開始価格:600,000円