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鑑定会:第252回



前回の回答は、
肥前国住武蔵大掾藤原忠広/寛永七年二月吉日
でした。
特徴:最上作で最上大業物に評価された肥前國忠吉は肥前長瀬村(現在の高瀬村)で元亀三年(1572)に生まれ、橋本新左衛門と称し、元は武家であったとも言われる。祖父は内蔵允盛弘といい竜造寺家に仕えたが、天正十二年(1584)島原で戦死。父壱岐守道弘も祖父と同年に病歿す。忠吉は十三歳で長瀬村の某鍛冶工(肥後同田貫善兵衛)の家に倚り刀剣鍛法に従事した。慶長元年(1596)藩命により一門の宗長と共に京の埋忠明寿門に入り、忠吉は鍛刀を、宗長は彫刻を学んだ。慶長三年(1598)に帰国。佐賀城下に転任し佐賀藩鍋島家の抱工として活躍した。最初の年紀作は慶長五年(1600)二十九歳に始まる。元和十年(1624)再び上京して同年二月三十日改元、寛永元年(1624)五十三歳で武蔵大掾受領後に忠広と改銘。同年帰国。寛永九年(1632)八月十五日六十一歳で没した。初代忠吉は約三十年にわたって作刀したが駄作がなくどれも水準以上の出来が優れたものである。
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第252回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成25年7月26日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
短刀
刃長:9寸(27.27センチ)
反り:0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.43センチ
重ね:0.86センチ
体配:身幅やや広め、重ねが0.86cmと厚く、鎧通しを思わせるような重ねの厚い短刀で、表裏に棒樋を彫る。
地鉄:小板目肌良く練れて、地錵がつき、映りごころのある、詰んだ精良な地金です。
刃紋:小錵でき、小互の目、匂い口深く、刃中金筋が働く。
ヒント:
当時の短刀でこのように
重ねの厚いものは時折見かけられる。
在銘の作品は極めて少ない。
帽子はやや掃きかける。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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