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お知らせ

鑑定会:第262回



前回の回答は、
無銘(手掻)
でした。
特徴:手掻派は、鎌倉時代包永を祖として室町時代を経て江戸時代迄続く刀工群である。
大和には手掻、保昌、尻懸、当麻、千手院等があり、
いずれも神社仏閣と関係する刀工群でほとんどがその伝統が守られ識別が容易であります。 
在銘の作品が極めて少ないのは僧侶が刀剣制作に携わったと考えられる。
手掻派の祖は包永ですが、地金は澄んで小板目肌となり精良な地金となります。 
一般的に大和一派は柾に流れる傾向がありますが、これは時代が南北朝時代以降となります。
本作は鎌倉末期から南北朝時代初期の作品であり既に特別 保存刀剣に認定されております。
数少ない大和伝で手掻に極まった作品です。
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第262回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成25年10月4日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

刃長:二尺一寸五分
反り:四分
目釘穴:1個 
元幅:3.16センチ 
先幅:2.68センチ
重ね:0.67センチ 
体配:大摺上無銘。身幅広く、重ね厚め。大切先。表に二筋樋、裏に素剣と龍を高彫り。
地鉄:小板目肌良く詰んで地沸がつき、映りが表れる。
刃紋:小沸出来、互の目乱れ、足良く入り、帽子湾れこんで、互の目乱れごころに、切先尖って返る。
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今年の10月26日にシンワアートオークションにて
多数の名刀を販売予定いたしております。本作はその内の一振りです。
当社が刀剣部門の管理を致しております。ぜひご参加ください。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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