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鑑定会:第277回



前回の回答は、
無銘(尻懸)/(金粉銘)本阿(花押)でした。
特徴:尻懸派は大和の刀工で大和には千手院、当麻、手掻、尻懸、保昌派が
存在し当時数多くの神社仏閣が多くその僧兵が刀剣の制作に携わってきた。
したがって在銘の作品が極めて少ないのも特徴であり無銘極めが多い。
尻懸派は、則長を事実上の祖として栄え室町時代に至迄活躍する又作風は直刃出来に互の目乱れが細かく入る作品が多い。
本作はその特徴が良く出ており鎬地が広く樋がないのでその地金を良く見てとれる、
柾がかった所に板目肌が良く見てとれる。現在特別保存に合格した作品です。
又茎に(金粉銘)本阿(花押)があるのも貴重であります。
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第277回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成26年2月7日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刃長:2尺1寸5分5厘(65.28センチ)
反り:5分(1.5センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.05センチ
先幅:1.96センチ
重ね:0.66センチ
体配:身幅やや細め、重ね尋常な反りの深い刀。
地鉄:小板目肌良く詰み、地沸付き地景入る。
刃紋:錵出来、直刃、のたれごころとなる。匂口が深々と付き、刃中、砂流、金筋が働く。
1.化粧鑢がある。
2.通常、動乱刃、大互の目が多いが、本作のような
直刃出来、匂い口が深々とついた雪の斑消えと称する作品も見かけます。
3.帽子は匂い口深く丸い。地鉄は極めて精美で美しい。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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