前回の回答は、
無銘(雲生) でした。
特徴:雲生は備前宇甘(うかん)派で雲類と称し、穏やかな品格のある作品を制作する。山城風で来一派にも紛れる。
本作は元々小太刀の作品で優美な体配をした作品で地金が抜群に良く刃紋は冴えて締まり、足が良く入った出来で地の荒れや欠点のない見事な作品です。
鎬地も同様に板目や杢目となり樋がないのは幸運であった。
研磨を再度行う事で見事な地金と刃紋に変身する作品です。
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第287回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成26年4月18日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刃長:64.0センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:1個
元幅:3.1センチ
先幅:2.15センチ
重ね:0.7センチ
重量:725グラム
時代:昭和
体配:身幅、重ねのしっかりとした刀。
地鉄:小板目肌良く詰んで地錵が付き綺麗な肌合いとなる。
刃紋:小錵出来のたれに互の目乱れを焼き同様な刃紋を流れとして焼く刃中、足が良く入る。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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