前回の回答は、
無銘(義景) 薙刀直しでした。
特徴:義景は備前近景の弟子と言われている作風は、
豪壮な刀や豪刀の摺上げが多く南北朝時代の特徴を良く表している。
本作は身幅が広く多濃っ先の擦上刀で豪壮な体配と地金の良さ、錵出来刃紋の互の目乱丁字に逆丁字乱れと相州伝に備前伝を兼ね備えた所謂相伝備前の特徴を遺憾なく発揮した名作であります。
================================================
第329回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成27年02月20日)
================================================
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刃長:70.3センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:2個
元幅:2.84センチ
先幅:2.00センチ
重ね:0.67センチ
体配:身幅重ね尋常な磨り上げ無銘の体配の良い刀。
腰反り高く、先反りもあり、中峰猪首状となる。
地鉄:板目肌に杢目が交ざり、良く詰んだ地金となる。
地沸がつき、地景入り、乱れ映りがあらわれる。
刃紋:大丁字に蛙子丁字、尖り刃が交じり、所々飛び焼きかかる。
匂い口明るく、小沸、金筋、砂流入る。帽子は乱れ込み焼きづめる。
================================================
回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
================================================
(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)