前回の回答は、
村正
でした。
特徴:村正は伊勢国桑名で活躍した刀工で妖刀村正と云われる。
家康の祖父清康と父広忠は村正の刀で暗殺され、長男の信康は切腹させられる際に
村正の刀で介錯され、家康自身も村正の槍で負傷したという処から徳川家にとっては、
村正は忌み嫌われる事となり田野辺先生が鞘書で記載されている様に
村正帯刀禁止令がだされたと言われている。そのためかなり多くの短刀は、
本作の如く銘の部を削り取ったりされた作品が多い
妖刀村正と云われ逆に徳川家に対して好意を持たない大名は、積極的に村正を求めたと言われております。
村正の弟子には正重を筆頭として千子正真等が活躍する。
地金が抜群に良く刃紋も良くできた見事な作品であります。
滅多に出てこない村正を是非お求め下さい。
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第362回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成27年11月13日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀はだれでしょうか。
刃長:2尺2寸4分(67.87センチ)
反り:4分(1.2センチ)
目釘穴:2個
元幅:2.96センチ
先幅:2.14センチ
重ね:0.64センチ
体配:身幅やや広く重ねしっかりとした反りやや浅く切先の延びた体配の刀
地鉄:小板目肌の柾目肌が良く練れて地錵が付き地景が盛んに働き上品な地金となる。
刃紋:錵出来。箱がかった互の目乱れを焼き、匂口深く濤乱刃風となり
刃中、激しく砂流、金筋が働く、帽子のたれて丸みを帯び掃掛となる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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