前回の回答は、
銘:於南紀重国造之でした。
特徴:南紀重国は本国は大和で大和伝手掻派の末裔であり、
通称九郎三郎と称し父の包国と共に駿河において鍛刀する。
慶長の始めに徳川家康に召し抱えられ元和5年に徳川頼宣に従い紀州に移り和歌山丸の内
東方鍛冶橋東に住した。 作品は本作の如く相州伝風の如く互の目乱れ、濤乱刃を主体とした
作品と直刃出来で大和の系統を強く受けて帽子が焼き詰めの作品が多く又長刀の作品が多く
摺上げられた刀のかなり多い。この南紀一派は江戸時代末期まで11代にわたり継承する。
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第367回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成27年12月18日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀はだれでしょうか。
刃長:77.3センチ
反り:1.1センチ
目釘穴:1個
元幅:3.2センチ
先幅:2.3センチ
重ね:0.8センチ
体配:体配:身幅広く重ね厚くがっしりとした刀
地鉄:小板目肌実に良く練れて地錵が付き
地景が入り精良な大阪地金となる。
刃紋:錵出来直刃、匂口深い。刃中、砂流が入る。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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