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お知らせ

鑑定会:第418回



前回の回答は、
繁慶でした。
特徴:身幅がやや広く重ね厚く表裏に棒樋を彫り反り適度に付き切先が延びた健全な慶長新刀の体配をする。鎬は三つ棟となり刃区は繁慶独特の長めの形となり茎は独特な形態となる。
地鉄は板目が練れてひじき肌となり地錵が付き地景が激しく入る。
刃紋は錵出来二重刃、三重刃となり足良く刃入りに匂口深く、刃中、砂流、葉、金筋が盛んに働き帽子、乱れ込んで掃掛となり刃中、砂流、金筋で煙るがごとし。
野田繁慶は、三河で生まれ通称を野田善四郎清堯と言い、鉄砲鍛冶を家業とし、家康に付き従う形で江戸へ上り、日本橋鉄砲町居住の鉄砲師胝(あかがり)宗八郎に師事することで、さらに鉄砲師としての腕を磨いたと伝わっています。その後、隠居した家康と共に駿府へ移り、この時に刀を造り始めたと言われ、この頃の作刀は清堯銘で行ったと言われています。家康の没後は、再び日本橋鉄砲町へ戻り、二代将軍秀忠に仕え、刀は繁慶銘で鉄砲は清堯銘で鍛造に従事したと伝わっています。
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第418回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成28年12月17日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀工は誰でしょうか。
ヒント
体配:鎬造り、庵棟、やや細身、元先に幅差つき、大磨上げながら腰反りややつき、中切先。両面に棒樋を彫る。
地鉄:板目肌、地錵微塵につき、地景しきりに入り、乱れ映り立つ。
刃紋:小丁字に小互の目、小のたれなど交じり、小足・葉繁く入り、小錵よくつき、金筋・砂流しさかんにかかり、湯走り風の飛び焼きを交える。帽子乱れ込み火焔風となる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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