前回の回答は、
山城大掾源(国重) でした。
特徴:山城大掾源(国重)は山城大掾の二代目に当たり
大月伝七郎と称するこれを江戸水田と称する。
恐らく備中から移住してきた刀工で水田一派の特徴を良く継承し
作は著名な水田一派と比較して全く遜色がない。
野趣に富み激しい出来は流石で粗錵が混じり凄まじさを感じさせる作品を制作する。
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第445回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成29年7月1日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
ヒント
刃長:1尺3寸(39.4センチ)
反り:1分5厘(0.45センチ)
目釘穴:2個
元幅:3.05センチ
重ね:0.6センチ
体配:身幅が広く重ね厚く三つ棟となり長寸で反りがやや付き体配の豪壮な姿をした平打の脇差
地鉄:板目肌が実に良く練れて地錵が付き地景が入って強い地鉄となる。
刃紋:錵出来互の目乱れ、尖り互の目乱れが混じり刃中、砂流、金筋が良く働き
帽子地蔵風に丸く返り先、火焔風となる。表裏の刃紋が良く揃う
茎はくびれて下部は極端に細くなる。
地金が強く地錵が厚く付き地景が入る
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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