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お知らせ

鑑定会:第452回



前回の回答は、
無銘(伝 法城寺)でした。
法城寺は但馬国の地名でここに国光なる刀工が存在したもので
古来薙刀製造は極めて高名であるが在銘の作品は
存在せず短刀に有名作がある。彼の作品は丁字乱れを焼き、
乱れ映りを表すものと映りのない作品も混在する。
いっけんすると備前物に見間違うが詳細に見ると地刃に錵が一段と強く
地金が肌立ち大板目や流れ肌を交え刃中に砂流や金筋が目立つ所が個性と云えます。
本作は刃中の働きが横溢であり複雑に働き出来の良い傑作品と云えます。
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第452回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成29年8月19日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
ヒント
刃長:69.9センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:3個半
元幅:2.65センチ
先幅:1.94センチ
重ね:0.54センチ
体配:鎬造りでやや細身で元先の幅が付き、
大摺上無銘ながら反り深めに付き先にいって反り伏さりごころとなり小切先となる。
地鉄:板目に杢目が混じり肌立ちごころとなり地錵が厚く付き
地景が細かく入り地は淡く映りが立つ。
刃紋:小乱れ に小丁字乱れに小互の目乱れが混じり
足良く入り錵よく付き金筋、砂流が良く働き焼頭に沿って
湯走飛び焼きが断続的にかかる。
帽子:のたれ込み表は小丸、裏は尖って返る共に先、掃掛となる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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