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鑑定会 : 第571回


前回の回答は、
無銘(伝保昌)でした。

特徴:保昌は古刀期における大和鍛冶の一派。鎌倉時代末期、弘安(1278)の役の頃、
国光を祖とし、その子に保昌五郎貞宗、左衛門尉貞吉、藤原貞清らがおり、柾目鍛えを特技とした一派。
宝正とも切る。貞宗や貞吉は藤原氏と共に保昌を姓にしている。作風として太刀は稀で短刀が多い。
地鉄は柾目肌が揃い元から先迄通り、肌に沸がからむのが最大の特徴である。
但し柾目の肌は密着せず肌割れが出るのが新刀とは異なる点である。
肌潤う直刃調の出来は他の追随を許さない作である。
帽子は棟寄りになる柾目肌に添い、沸が多く掃きかけて焼き詰めとなる。

第571回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和2年1月11日)
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刃長:68.2センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:2個
元幅:2.87センチ
先幅:2.4センチ
重ね:0.53センチ
刀身重量:645 グラム
体配:大摺上、身幅、重ね頃合いで反りが深く大切先となり表裏に棒樋と添樋が彫られている。
地鉄:本作は地錵が厚く付き精良な地金で地景が激しく入り鍛えの素晴らしい地金となる。
刃紋:錵出来匂口が深く刃中砂流、金筋が盛んに働き
中程から更に匂口が深く上品な作域を示している
帽子、のたれて二重刃となり先丸く煙る如くに返る。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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