前回の回答は、
無銘(来国光)でした。
特徴:来国光は来国俊の子供と伝えられている。
国俊と異なるのは身幅」の広い作品も製作しまた短刀の製作が多い。
来派の中で葉作域が広い作品もある。
本作は無銘であるか来国光と鑑定された作品で
流石に地金が良く小板目肌に小杢目肌が交り地錵が付き
細かな地景が入り淡い映りが現れている。正に品格のある名品であります。
第574回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和2年2月1日)
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刃長:70.2センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:2個
元幅:2.91センチ
先幅:2.03センチ
重ね:0.65センチ
刀身重量:560 グラム
体配:大摺上げ無銘で表裏に棒樋を彫り
身幅、尋常重ねやや厚く反りが適度に付き切先が延びた
体配の良い姿をした作品。
地鉄:小板目肌良く練れて地錵が付き映りが現れる。
刃紋:小錵出来、互の目乱れの丁字乱れが混在し
高低に変があり匂口深く足、葉が交り皆焼風となり帽子乱れ込む。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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