前回の回答は、
無銘(左弘安)
でした。
特徴:左は筑前の刀工で、左衛門三郎の略といい、相州正宗十哲の一人に数えられている。
その作風は九州の保守的な作風を打破して、地刃の明るく冴えた垢抜けた作風を樹立した
この刀は左文字の門人である左弘安の作と伝えているものである。左の一類の作よりは大左により近い出来を示している。
特に刃中の働きが素晴らしく錵、匂盛んに働き足、葉、砂流、金筋、横溢で
輝く匂口の深さと柔らかな煙る風情は名画を鑑賞するような感覚になります。正に名品の貫禄を備えた出来です。
第585回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和2年4月18日)
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刃長:68.1センチ
反り:1.3センチ
目釘穴:2個
元幅:2.73センチ
先幅:2.06センチ
重ね:0.66センチ
体配:身幅、重ね尋常な反りやや浅く、切先やや延び心の体配をした作品。
地鉄:小板目肌よく練れて地錵が付き映りが鮮明に現れる。
刃紋:匂出来丁字乱れ高低に変化があり
尖り刃を交えて袋丁字が混じり、帽子のたれて丸く返る。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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