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鑑定会 : 第600回


前回の回答は、
和泉守兼重でした。

特徴:兼重は武蔵の刀工。寛永の初めに越前より江戸に移住し、寛永三年(1626)に和泉大掾を受領。のち和泉守に転じた。
藤堂和泉守高虎に仕え上総介に改めたともいう。初代は万治(1658)のはじめ頃死去し、
二代は仙台、勢州(現在の三重県)阿濃津でも作刀した。三代は仙台藩主伊達綱村が元禄三年(1703)に上総介となり、
仙台、宇和島、一関などの三藩からの注文には上総守と切らず和泉守と切る。
兼重は切味に優れる良業物で、重要刀剣指定の刀剣もある名工である。
山野加右衛門らの試し銘の入った作が相当数有る。剣豪として名高い宮本武蔵の愛刀が
上総介藤原兼重であったと言われる。また、刃取りの特徴は虎徹と良く似ており、覇気の有る作風である。

第600回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和2年8月1日)
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刃長:68.2センチ
反り:2.1センチ
目釘穴:2個
元幅:2.77センチ
先幅:1.94センチ
重ね:0.70センチ
体配:大摺上無銘。身幅、重ね尋常な体配の良い刀。
地鉄:板目肌が流れごころに地沸が付く。
刃紋:丁字に小湾れ、互の目乱が交じる。
帽子は乱れ込み、焼き詰めとなる。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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