前回の回答は、
無銘(長船長守)でした。
特徴:本作は無銘であるが刀剣博物館で長船長守に極まる作品で
長義系に属する刀工であり豪壮な作品と言えます。
年期のある作品を検討すると長義と同年代に活躍し
長義に比較してやや小詰む作品が多く
刃紋はのたれに互の目乱れ、尖り刃。
角張る刃となり足、葉が働く。
第612回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和2年10月24日)
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刃長:69.7センチ
反り:2.0センチ
目釘穴:1個
元幅:3.06センチ
先幅:2.0センチ
重ね:0.66センチ
刀身重量: 725グラム
体配:身幅が広く重ねやや厚く鋒が伸びた反りのある
体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌よく詰んで地沸が付き綺麗な地肌となる。
刃紋:沸出来、刃区より直刃 、
その先丁子乱れに互の目乱れが混じり鎬地に達する勢いのある
刃文となる。 帽子は乱れ込んでおりますが一枚風に小鎬に達しております。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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