前回の回答は、
一肥前国出羽守行広(初代)でした。
特徴:一肥前国出羽守行広(初代)は初代正広の弟で黒兵衛と称し慶安3年に和蘭鉄を学ぶ。
この時32歳正保5年に出羽守を受領し寬文3年に出羽守を受領する。
天和3年5月に没する。行年66歳。
第618回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和2年12月5日)
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刃長: 72.7センチ
反り:2.3 センチ
目釘穴: 2 個
元幅: 3.0 センチ
先幅: 2.45 センチ
重ね: 0.65 センチ
刀身重量: 805 グラム
体配:身幅が広く重ね厚く表裏に棒樋を彫り反り深めに付き
大鋒の堂々とした作品で重量もある健全な作品です。棒樋は掻き通し。
地鉄:小板目肌よく練れて肌たち地沸がつき
地景が入り映りが現れた精良な地鉄となる。
刃紋:小沸出来、匂出来に近く詰んで丁子乱れとなり、
互の目を主体として丁子、角ばる刃、尖りごころの刃紋腰の開いた刃、
足、葉が入り刃中、かすかに砂流が入り匂口が明るい。
帽子:のたれこんで先乱れ込んで小丸に返る。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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