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鑑定会 : 第621回


前回の回答は、
和泉守藤原国貞でした。

特徴:約9 センチほどの擦り上げ区送があるが銘は完全に残る
和泉守国貞(初代)は天正十七年(1589年)日州に
五郎右江衛門良光の長男として生まれ、上京して同郷の出身堀川国広の門人となる。
同門の先輩であった越後守国儔(くにとも)に学んだ。
元和六~七年(1620~1621年)には初代国助と前後して大阪に移り、
嫡子である井上真改をはじめとして多くの弟子を育てた。
元和九年(1623年)九月十五日に和泉守を受領。入道して道和と号す。
著名な刀工である井上真改の親に当たる為、「親国貞」ともいわれている。
慶安五年(1652年 九月十八日に承応に改元) 没。
江戸時代より大阪新刀の祖と称えられる。
本作は国貞の典型作で流石出来が優れた作品である。
匂口の深い互の目に丁子乱れが深々と働きまさに傑作といって良い作品です。

第621回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和2年12月26日)
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刃長: 69.0 センチ
反り: 1.9 センチ
目釘穴: 2 個
元幅: 2.91 センチ
先幅: 2.04 センチ
重ね: 0.63センチ
刀身重量: 650 グラム
体配:大擦上重ねしっかりと
反りやや深く鋒、伸びごころの体配をした作品。
地鉄:小板目肌に小杢目肌が良く混じり地沸がつき地景が入る。
鎬地。小板目肌に杢目が混じり細かな柾目が見て取れる
刃紋:沸出来直刃基調に匂口深く足、葉深く働き
刃縁柔らかく朝霧のごとく刃中に金筋が見て取れる。
帽子、一枚に反りまた刃中に砂流が入る。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)