前回の回答は、
無銘(兼延) でした。
特徴:兼延は直江志津系統の作品と志賀関と称される作品がある。
本作は直江志津の兼延と鑑定された作品で
南北朝時代末期から室町時代初期に活躍する。
志津三郎兼氏の子である兼延は、直江志津派の刀工で、
切先が延びた体配は南北朝時代の体配で
末期から室町時代初期に活躍したと考えられます。
特に地金が素晴らしく良く練れて地錵が付き地景が激しく働いております。
第629回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和3年2月27日)
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刃長:38.0センチ
反り:0.6センチ
目釘穴:2個
元幅:2.71センチ
重ね:0.51センチ
刀身重量: 215グラム
体配:平打ち脇差で身幅やや広く重ね尋常なやや先反りがあり
表裏に棒樋と添樋がある。
地鉄:杢目肌実に良く練れて地沸がつき地景が入る。
無類によく練れた地金となる。
刃紋:沸出来互の目乱れに丁子乱れが混じり刃中、金筋が働く。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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