前回の回答は、
越後国義光作(無鑑査刀匠)/平成元年二月吉日 思無邪でした。
特徴:大野義光刀匠は昭和二十三年に新潟県に生まれ吉原義人、
吉原荘二から学び数々の賞を獲得して昭和60年には早くも無鑑査刀匠となる。
奨励賞を受賞し高松宮賞・文化庁長官賞など幾多の特賞を受賞し
現代刀工では最も評価される刀工の一人といえます。
かっては吉原国家と同様な丁字乱れを制作しておりましたが、
丁字乱れの形態が変化しより古作に近い作品を制作する様にな
りました。
第635回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和3年4月10日)
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刃長:39.1センチ
反り:0.8センチ
目釘穴:1個
元幅:3.33センチ
重ね:0.74センチ
刀身重量:470 グラム
体配:身幅、重ね厚くがっしりとした作品で
菖蒲作り風に鎬を広くし反り適度につく。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸が付き地景が入る
刃紋:沸出来、匂口の深い中直刃を焼き足、柔らかく刃縁柔らかく入り帽子丸く先焼き下げごころに返る
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)