前回の回答は、
於南紀重国造之でした。
特徴:重国は本国は大和で手掻派でに徳川家康に仕え
駿府で制作した。その後元和5年家康の第10子徳川頼宣が紀州和歌山に移動の際に従って移住した
彼の作風には2種類あり匂いの深い相州伝すなわち相州上工就中
江義弘に師叔したと思われる。他は彼のお家芸である直刃大和手掻の継承である包永を彷彿とさせる
もの、相州伝に手掻一派の作品を混ぜた包永を思わせる作品などを制作する。
第636回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和3年4月17日)
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刃長:70.5センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:2個
元幅:3.13センチ
先幅:2.44センチ
重ね:0.67センチ
刀身重量: 680グラム
体配:身幅が広く重ね厚く反りが深くつき
鋒が伸びて表裏に棒樋を彫る。
地鉄:小板目肌実に良く摘んで地沸が厚くつき
精良な美しい地鉄となる。
刃紋:沸出来、匂口の深々とついた直刃で
出来にのたれ刃が混じり足匂口深く柔らかな刃となり
長めの金筋が働く。
帽子:丸みを帯びて先小丸に返り先、掃掛となり
金筋が微かにはたらく。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)