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鑑定会 : 第640回


前回の回答は、
長曽根虎徹入道興里
寛文三年十一月六日 
(金象嵌)山野加右衛門永久(花押)二ツ胴截断 
でした。

特徴:長曽根虎徹入道興里は元は越前の甲冑の名人として知られていたが
当時になると甲冑に需要が激減したため
刀剣を鍛える刀工として50歳の頃に江戸ににでて転身する事となる。 
通称三之丞と称したといわれ、興里と名乗ったが入道して(こてつ入道)といい
始めは(古鉄)の字を用い後に虎鉄の文字を当てて
さらに寬文4年八月からは虎鉄の字を使用している。
年期作は明暦2年(1656)が最初期であり
その最終は延宝五年(1677)である。
彼の作風は多くは焼き出しがあり、
作風も数珠刃と呼ばれる互の目乱れを焼きその評価は高い。

第640回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和3年5月15日)
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刃長:2尺2寸8分(69.1センチ)
反り:6分(1.8センチ)
目釘穴:2個
元幅:2.89センチ
先幅:2.17センチ
重ね:0.66センチ
体配:身幅広く、重ねやや厚く、反りやや深い、中鋒の体配の良い刀。
地鉄:板目肌流れこころに肌立ち、地沸付く。
刃紋:錵出来、幅の広い直刃に浅い湾れ、互の目が交じり、
小足入り、砂流しかかる。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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