前回の回答は、
備前介藤原宗次/慶應四年五月日でした。
特徴:備前介藤原宗次(固山宗次)は陸奥白河に固山宗平の三男として出生、
宗兵衛と称した更に白河松平家の抱工として作刀し藩主に従い桑名に移住する。
天保二年に江戸に出て鍛刀する。当時からかなり有名であったと考えられ
弘化2年に備前介を受領する。
当時から彼に刀を注文する武士はかなりあったと言われている。
宗次の作品はどれもが欠点のない出来が多く高技量の持ち主であった事が伺える。
裁断銘の作品が多く切れ味が評判を呼んだといわれている。
本作は出来が良く匂口深めの独特な宗次の作品で瑕欠点なく良く研磨された見事な作品です。
第650回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和3年7月24日)
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刃長:30.6センチ
反り:0.4センチ
目釘穴:2個
元幅:2.775センチ
重ね:0.6センチ
体配:身幅が広く重ね厚めやや先反りのある大振りの体配です。
地鉄:小板目肌良く詰んで地錵が付き綺麗な地金となる。
刃紋:表裏の刃紋が良く揃い角張った刃紋となり
刃中、砂流が良く刃入り飛焼が地に働く。
切先やや丸みを帯びて返る。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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