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鑑定会 : 第653回


前回の回答は、
肥前一文字出羽守行広阿蘭陀鍛(初代)でした。

特徴:出羽守行広は橋本行信の次男とて元和3年に生まれ通称九郎兵衛と称し兄には河内大掾正廣がいる。
正保5年に出羽大掾を受領しその後出羽守に転じている、慶安3年に長崎に赴き
阿蘭陀鍛冶久次及び、薬師寺種長について阿蘭陀鍛えを学ぶ。
以後阿蘭陀鉄作の添銘が多く見られる。天和2年に歿している。

第653回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和3年8月14日)
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刃長:70.9センチ
反り:1.0センチ
目釘穴:2個
元幅:3.0センチ
先幅:2.3センチ
重ね:0.7センチ
刀身重量: 795グラム
体配:擦り上げ、区送があるが身幅広く、重ね厚く
反りやや浅く鋒がのびた寛永の体配をした作品。
地鉄:小板目肌よく摘んで地沸がつき大阪地金となる。
刃紋:沸でき、匂口の深い のたれに互の目乱れを焼き上げ
特に物打ち近辺から刃縁の柔らかな足がよく働く。
刃中、砂流、金筋が働く。
帽子:匂口深く丸みを帯びて先、掃掛、火炎風となり
弱い金筋が働く。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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