前回の回答は、
国広でした。
特徴:国広は元九州日向の飫肥の城主であった伊藤家に仕えた武士であったが同家が没落した後
諸国を遍歴しつつ鍛錬技術を学びその間各地で制作した。慶長4年以降は京都一条堀川に定住し
多くの優れた弟子を育て慶長19年に亡くなったと言われている。国廣の作風は二様があり京都
に定住する以前は末相州、末関風のものが見られ京都に定住の後には相州上工を思わせる
作品を思わせる作品となる。
第662回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和3年10月16日)
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刃長:66.6センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:3.02センチ
先幅:2.3センチ
重ね:0,695センチ
体配:身幅が広く重ね厚く反りやや深く
切先が延びた体配の良い姿。
地鉄:板目肌良く練れて肌立ち地錵が付き地景が入る。
鎬地:板目肌に杢目肌が交じる。
刃紋:錵出来互の目乱れとなり足が良く入り
刃中、砂流、長い金筋が働く。
帽子:丸く作尖って返る。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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