前回の回答は、
応徳富氏需一貫斎起正作/昭和十八年六月吉日でした。
特徴:塚本一貫斎起正は福島県郡山で大正4年に生まれる。
塚本新八と称し後に笠間一貫斎繁継に入門し、頭角を表し
師匠より一貫斎という師匠の名前を受領し後に師匠の娘婿となる。
昭和33年43歳で亡くなる。
元陸軍受命刀匠で戦後は日本刀展覧会審査委員を行い優秀賞、
特賞3回海軍大臣賞、文部大臣賞陸軍軍刀技術
奨励会会長賞伊勢神宮奉納謹作等数多くの賞を獲得する。
第663回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和3年10月23日)
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刃長:46.4センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:1個
元幅:3.1センチ
先幅:2.35センチ
重ね:0.6センチ
刀身重量: 440グラム
体配:身幅が広く重ね厚く反りが深くつき鋒が伸びる。
表には濃密な玉追い龍を彫り裏には棒樋と添樋及び爪を彫る。
軽い生刃を残す。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地沸がつく。
刃紋:匂口の深い直刃、その先のたれに互の目を焼き
刃中、砂流、金筋が働き帽子小丸に匂口深く焼き下げる。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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