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お知らせ

鑑定会 : 第672回


前回の回答は、
無銘(来国俊)でした。

特徴:来国行の子と伝える国俊については所謂二字国俊と
来国俊3字銘のものが同人か否か未だ確固たる定説はありません。 
両者の制作年期を合わせると弘安元年から元亭元年にも及びこの間40年間
一人の刀工の制作期間とは決して無理な年数ではありません。
しかしながら両者の作風には有る程度の差異が認められ豪壮な
姿態に華やかな丁字乱れを得意とする2字国俊と来国俊は尋常もしくは細身の姿態
に上品な直刃を見せるものが多く作風上での区分けは可能であります。又2字國俊には短刀の遺例が唯一
あるのの対して来国俊には多くの作例が存在する。 
本作は小板目肌よく詰み、肌目がよく見え、地沸が微塵に厚くつく。また地景が細やかに入り、沸写りが現れる。
刃文は直刃に小互の目乱れが交じり、小足入り、匂口やや深くつき明るく冴える。刃中には金筋、砂流かかる。
地刃に来国俊の典型的な出来が現れており、明るい刃沸のついた直刃が見事である。

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第672回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和3年12月25日)

刃長:76.2センチ
反り:1.0センチ
目釘穴:2個
元幅:3.09センチ
先幅:2.1センチ
重ね:0.71センチ
体配:身幅やや広く重ねしっかりとした刀で、
反りが浅い体配をした刀で切先やや延びた作品。
地鉄:板目肌良く練れて地錵が付き地金が詰んで精良な地鉄となる。
鎬地:小板目肌に柾がかる。
刃紋:錵出来、匂口深い互の目乱れに足が太く入り
刃縁柔かく切先のたれて丸く返り、焼下げる。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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