前回の回答は、
無銘 (近景)
でした。
特徴:長光の門人である近景は鎌倉時代末期元応に活躍した刀工で
景光の作品の中には近景と全く同調の銘振りの物が有る。
両者の中は極めて密接であったと考えられる。
その作風は景光と近似する物であるが、仔細に鑑すれば
景光にみない程錵の強いもの、三作帽子が強く強調された物、
帽子の先端が尖りごころの作品があり個性を窺うことが出来る。
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第740回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和5年4月29日)
刃長:2尺3寸1分5厘70.15センチ
反り:5分強 1.52センチ
目釘穴:1個
元幅:3.51センチ
先幅:2.87センチ
重ね:0.72センチ
刀剣重量 915 グラム
体配:身幅が広く重ね厚く先幅も広く帽子大切先となる。
地鉄:小杢目肌良く詰んで素晴らしい地鉄となる。
刃紋:小沸出来匂出来に近い丁子乱れが刃区より横手を超えて大切先に至るまで続く。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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