前回の回答は、
昭和十九年二月日
一寛斎繁正精鍛
でした。
特徴:一寛斎繁正は静岡県音羽長に明治38年8月19日に生まれ大正10年16歳の時に出てきて笠間繁継の門人となる昭和8年兄弟弟子であった宮口泰広とともに靖国神社刀剣練習所において将校が使用する刀剣製作に努め大倉鍛錬所にさらに昭和16年同所を独立鍛錬所を出て業者の鍛錬所を上板橋の創立陸軍行政本部指定工となる。鍛刀彫刻も製作した。大変真面目な刀工であり繁正は普通念入り作は繁正銘と銘を入れる、 したがってこの作品も出来の優れた繁正精と言えます。
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第788回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和6年3月30日)
刃長:76.9センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:2個
元幅:3.31センチ
先幅:2.38センチ
重ね:0.85センチ
刀剣重量:1045 グラム
体配:身幅が広く重ね厚く反りがやや深く鋒がのびた体配の豪壮な作品で表には龍と梵字さらに陽を彫る。
裏面には鉾を彫り梵字さらに房樋と添樋を彫る。
地鉄:柾目肌がよく練れて肌目がよく見て取れる。
地景が柾目となりよく見て取れる
刃紋:沸出来、直刃に打除、二重刃がかかり帽子乱れ込んで先掃掛となり金筋が入る。刃中、砂流、金筋がかかる。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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