前回の回答は、
備前介藤原宗次
文久三年三月日
でした。
特徴:備前介藤原宗次は陸奥白河に固山宗平の弟として生まれ宗兵衛と称した
更に白河松平家の抱工として作刀し藩主に従い桑名に移住する。
天保二年に江戸に出て鍛刀する。当時からかなり有名であったと考えられ
彼に刀を注文する武士はかなりあったと言われている。
裁断銘も数多く本作の様な所持者銘もかなりの数にのぼる。
宗次の作品はどれもが欠点のない出来が多く高技量の持ち主であった事が伺える。
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第793回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和6年5月4日)
刃長:68.2センチ
反り:1.3センチ
目釘穴3個
元幅:3.19センチ
先幅:2.29センチ
重ね:0.68センチ
刀剣重量:815グラム
体配:身幅が広く重ねしっかりとした作品で反りが深くつき、切先が伸びた体配の良い姿をした作品。
地鉄:小板目肌チリチリとした精良な地鉄となり、映りがあらわれる。
刃紋:沸出来丸みを帯びた互の目乱れに小足が入り帽子、丸く小足が入り先掃掛て小丸に返る。
最上級の研磨が施され鎬地細かな柾目肌よく練れた地鉄です。刃中に砂流。細かな金筋が働いております。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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