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お知らせ

鑑定会 : 第829回


前回の回答は、

造大慶直胤(花押)
天保四年仲春(1834年)
でした。

特徴:直胤は安政七年(1778)頃羽前山形に生まれ、荘司蓑兵衛と称し水心子正秀の門に入り、後に正秀と共に秋元侯に仕えた。文政四年(1821)頃筑前大掾を受領し、嘉永元年(1848)に美濃介に転じた。作風は多彩で、文化初期頃は師同様な大濤瀾乱れの作、天保頃には大和伝、更に相州伝、美濃伝、山城伝の直刃を巧みにこなしている。
壮年期には備前景光・兼光の作風に似た逆がかった互の目丁字を多く焼き、師である水心子正秀の唱えた実用論に沿った復古刀を目指したものと思われる。各地で作品を残し幕末の最上作に評価されている。特に天保時代に作刀された直胤の作品は「天保打」と呼ばれ、同工の最も優れた作品が作られている。天保五年(1834)に作られた相州伝の作には重要美術品に指定されているものがある。
本作は天保時代最後の年に作られた、まさに直胤の相州伝の円熟期の出来である。

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第829回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和7年1月11日)

刃長:68.9 センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:2個
元幅:2.83センチ
先幅1.86センチ
重ね:0.68センチ
刀剣重量:675グラム
体配:大磨上
地鉄:小板目肌流れ、黒い地景が盛んに入り、映りが働く。
この金筋模様の地景は見事です。
刃紋:刃紋は小乱れ、小丁子乱れとなり染み心となる。
帽子、乱れこみとなり先掃掛となる。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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