前回の回答は、
無銘(古宇多)でした。
特徴:宇多派は大和国宇陀郡から越中に移住した一派で、古入道国光を祖として繁栄した
鎌倉時代より始まり江戸時代迄繁栄した。鎌倉時代から南北朝時代迄を
特に「古宇多」と汎称する。二代である國房は父の没後則重の門に学んだと言われ、
作風は、硬軟の鉄を組み合わせたという則重に酷似した出来が多く、
地沸が厚く付き、地景が激しく表れ、鍛上げられた鉄の持味を生かした肌目の良く目立つ作が多い。
第622回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和3年1月9日)
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刃長:2尺2寸4分5厘(68.02センチ)
反り:5分5厘センチ
目釘穴: 2個
元幅:3.1センチ
先幅:2.2センチ
重ね:0.95センチ
刀身重量:760 グラム
体配:約1寸ほどの区送があるが、
身幅、広め重ねやや厚く反り適度に付き
切先が伸びた体配の良い作品。
地鉄:小板目肌じ地に良く詰んで地沸が付き綺麗な肌合いとなる。
刃紋:刃区より直刃基調にその先匂口の深い互の目乱れを焼き上げ
尖互の目を交え足が柔らかく刃縁柔らかく、
刃中、砂流、金筋が良く働く。帽子: のたれて丸く返り先、掃掛となる。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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