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お知らせ

鑑定会:第261回



前回の回答は、
栗原筑前守信秀/慶応三年八月日
でした。
特徴:筑前守信秀は元は鏡職人で鏡の裏面の彫刻に秀でていた。
文化12年越後西蒲原で生まれその後京に上り更に江戸に出て本格的に清麿の弟子となって刀剣制作を行う。
嘉永6年には浦賀で制作し更に大阪に赴き慶応元年に5月に筑前守を受領する。
彼がその語江戸に於いて作刀を行い明治4年の廃刀令を受けて刀剣の制作を断念する事となる。 
明治13年1月25日に66才の年齢で亡くなる。
彼の作刀技術は清麿一門の中で最も優れ清麿に良く似た作品を制作する。
やや角張った互の目乱れを焼き刃中に金筋が盛んに働く作品も多く切先の大きく延びる作品も当時の流行かもしれません。
鏡師であった事から刀身の彫刻も極めて優れている。
幕末の時代に翻弄されながら山浦清麿に最も作が迫った刀工として知られながら清麿とはどこか異なる
雰囲気を醸し出す作域に興味がつきません。
本作は表裏に見事な彫りがあり身幅、重ねしっかりとして反りがあり切先の延びた体配の良い姿に地金の良い地金
に互の目乱れに砂流、金筋が良く働く作品であります。
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第261回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成25年9月27日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刃長:65.7センチ
反り:1.1センチ
目釘穴:3個 
元幅:2.73センチ 
先幅:2.00センチ
重ね:0.59センチ 
重量:635グラム
体配:大摺上無銘の刀で身幅、重ね尋常な
表裏に棒樋と樋を彫り切先の延びた体配の刀
地鉄:板目肌良く練れて地錵が付き地景が入り潤いのある地金となる。
刃紋:錵出来直刃所々潤み足,
葉が入り、砂流、金筋が良く働く。
帽子大きくのたれて丸く返り、先細かく掃掛となる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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