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お知らせ

鑑定会 : 第673回


前回の回答は、
大和守安定でした。

特徴:武蔵国は江戸時代に入り徳川家康が居城を構えた事により
諸国の大名、刀工が従随し、大いに発展した。大和守安定は武蔵の刀工で
初代康継の門。初代康継は藩主の封転に伴い福井へ移住し、
後に徳川家康から葵紋と「康」の字を賜った江戸幕府お抱えの名工として名高く、
江戸で安定との合作も残している。安定は明暦元年(1655)に
伊達家に招かれ奥州仙台で奉納刀も製作した。
本作はやや反りが少なく身幅広くがっちりとした姿で、寛文新刀の体配を良く示した刀である。
なを山田浅右衛門選では良業物となっている、
が恐らく切れ味に於いては随一の作者であろうと藤代刀工辞典では
記載されている。 裁断銘では最も多い刀工であろう。 
本作は地金が良く法城寺一派や虎徹風の地金を呈し、
匂口の深い互の目乱れとなり虎徹に数珠刃を大きくした作品で
切先同様な、のたれて丸く返る作品です。
茎味も良く鑢目がはっきりと残り虎徹と何ら変わらない地金と
刃紋を有した安定の傑作品であります。

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第673回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和4年1月7日)

刃長:76.0 センチ
反り: 1.5センチ
目釘穴:2 個
元幅: 3.22センチ
先幅: 2.26センチ
重ね:0.73 センチ
刀身重量: 850 グラム
体配:大擦上で身幅が広く重ね厚く
反り適度につき鋒が伸び表裏に棒樋を掻き流す。
地鉄:板目肌良く練れて地沸がつき淡い映りがあらわれる。
刃紋:小沸出来直刃に砂流、金筋が働く。
帽子:乱れ込んで先尖りごころに返る

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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