前回の回答は、
無銘(当麻) でした。
特徴:当麻とは大和5派、すなわち当麻、保昌、手掻、千手院、尻縣がありますがその中で当麻派は鎌倉中期の
国湯を祖としているが一派には有銘作は少なく多くは無銘極めであります。作域は山城物に似て匂口の深い
直刃出来が多く刃中に砂流 、金筋が上品に働く。
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第675回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和4年1月22日)
刃長:71.81センチ
反り:2.27センチ
目釘穴:3個
元幅:2.71センチ
先幅:1.82センチ
重ね:0.55センチ
刀身重量:680グラム
体配:大擦上で身幅尋常、切先伸び心で反りが深く付き、体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌に杢目肌が混じり、地沸が良く付き、映りが現れて清純な地鉄となる。
鎬地:地鉄と全く同様に表面に板目肌と杢目肌がみて取れる。
刃紋:中直刃に小足がよく入り、砂流・金筋が盛んに働き、更に刃に向かって煙る風情となる。
帽子は乱れ込んで先焼き詰めとなり、肌目が乱れる。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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