前回の回答は、
粟田口藤原忠綱(初代)
でした。
特徴:海の荒れた状況を思わせる姿を描いた様を描いた姿の作品で匂口が深く上下の動きが激しく出来が良い。帽子、丸く尖り心に返る。
本国は播州姫路遠祖は粟田口国綱という洛陽に移住したのちに大阪に来る。
初代の作風は2代とはやや異なり互の目乱れの作品が多く匂口も深くなります。
当時万治頃は刀剣の販売は芳しくなく色々な工夫が施されました。すなわち戦争がない穏やかな時代となり
刀が売れなくなってきた時代であると言えます。この頃から裁断銘の作品が多くなり、等身に彫刻をもたらされたり
濤乱刃ば流行したり、侍の好みにあう作品が出てきたと考えられます。本作も海の沖合で激しく濫波の波紋を思わせます、
是非お勧めしたい作品です。
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第759回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和5年9月9日)
刃長:2尺1寸8分(66.1センチ)
反り:5分5厘(1.67センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.05センチ
先幅:2.09センチ
重ね:0.7センチ
刀剣重量 640グラム
体配身幅、重ね尋常な作品で反りが深く付き
鋒がのびた体配の良い姿をした作品。
地鉄:板目肌に杢目肌が混じり映りが現れ
奇麗な肌が見て取れる。
刃紋:沸出来直刃に小足が入り葉が働き、鋒乱れこむ。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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