ご注文番号:23782
脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 尾崎源五右衛門助隆
寛政九年八月日
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は尾崎源五右衛門助隆としては 最上作 にランクされる作品です。
鎺:素銅一重
刃長:47.0cm
反り:0.9cm
目釘穴:1個
元幅:2.8cm
先幅:1.8cm
重ね:0.7cm
刀剣重量 475 g
時代:江戸時代寛政九年八月日(1797)
体配:身幅広く重ねやや厚く反りやや深めとなり鋒がのびた体配の良い姿
地鉄:小板目肌よく練れて精良な地鉄となる。
刃紋:沸出来匂口の深い濤乱刃となり
刃中、砂足、金筋がよくかかり帽子丸く返り深い。
特徴:尾崎源五右衛門助隆が濤乱刃に打ち込んだのは当時の鑑定家である鎌田魚抄が津田助広が新刀第一の作者と評価をしたためである。多くの刀工が濤乱刃を焼き始めその中でも尾崎源五右衛門助隆がかなり高く評価された事に由来する。彼は終生この濤乱刃に生命をかけたのです。事実彼の濤乱刃は生きている勢いがあってその出来は驚嘆される作品です。
葵美術より一言:尾崎源五右衛門助隆は大阪で生まれ、播州で黒田鷹のぶに師事し、のちに大阪に住む。
寛政10年(1798年)12月19日に長門守を受領し、文化4年(1807年)に55歳で亡くなる。
時代背景:当時濤乱刃の製作が流行してかなり上手な濤乱刃が製作される様のなりました。尾崎源五右衛門助隆は柊生この作品の良さに納得して製作し続けました。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書
全身押し形