ご注文番号: 23829
脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:
備前国住長船源兵衛尉祐定作
永禄十一年八月吉日
末古刀:業物:上々作:備前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は備前国住長舩源兵衛尉祐定としては 上作 にランクされる作品です。
鎺:銀及び赤銅二重鎺
刃長:39.5cm
反り:0.6cm
目釘穴:2個
元幅:3.07cm
重ね:0.64cm
刀剣重量:350グラム
時代:室町時代永禄11年8月吉日(1568)
体配:身幅が広く重ね厚い寸伸び短刀
地鉄:小板目肌よく錬れて淡い映りが現れる。
刃紋:沸出来互の目乱れ足、葉が盛んに入り、帽子尖って深く返る。
特徴:源兵衛尉祐定は与三左衞門祐定の子で、天神山城主浦上氏などの刀を制作した。祐定は末備前を代表する刀工の一派で数打物が多いが、本作のような俗名と年紀が入ったものは有力な武将からの注文品で、良質な鉄で丁寧に作られた最高級品です。
拵:
鍔:赤銅地に山、家、鳥などを高彫りし金色絵をほどこす。
縁頭:赤銅魚子地に鳥の図を高彫りし金色絵をほどこす。
小柄:赤銅魚子地に花束の図を高彫りし、色絵をほどこす。
目貫:植物のような図
切羽2枚:素銅地を金で巻く。
葵美術より一言:
拵は角頭が付いた天正拵えですが、鞘には梅花皮がほどこされていて見事な作品です。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書
全身押し形