ご注文番号:24014
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘: 和泉守国貞 (井上真改代名)
承應三年八月日
新刀:最上作
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は和泉守国貞 (井上真改代名)としては上作 にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:銀一重
刃長:66.3センチ
反り:0.6センチ
目釘穴:2個
元幅:3.0センチ
先幅:1.95センチ
重ね:0.75センチ
刀剣重量:655 グラム
時代:江戸時代承応3年(1654)
体配:身幅がやや広く重ね厚く鋒が伸びて
反りもあり体配の良い作品です。
地鉄:大阪地鉄の美しい積んだ地鉄となる。
刃紋:沸出来互の目乱れとなり匂口が深く付く。
特徴:親国貞は体配が寬文新刀の反りの浅い作品を製作する。
また裏名はほとんど作らずあまり見かけない。 承應三年八月日と裏名があるのは珍しく貴重であり井上真改が和泉守国貞と親の代わりに製作した作品と言えます。父親の代作をしていたがまだ十分ではなく、刃紋や刀身の体配などは真改としての役割が出てきております。
拵
鞘:黒地に石目地鞘。小尻は赤銅地に家紋を彫る。
鍔:円形の赤銅魚子地に扇の紋様を描く。
縁頭:銀地に加音をたくさん彫り波の動きを出す。
目抜き:赤銅地の長い目抜きに鶴の図柄を高彫りする。
葵美術より一言: 拵も和泉守国貞の作品も大変よくできております。また裏名が完全で資料的に優れた作品です。ぜひこの名品を表めください。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形