ご注文番号:24172
刀:白鞘入り、拵え付き(第9回重要刀剣)(拵え:保存刀装具)
銘: 無銘(尻懸)
登録 昭和26年5月10日 岡山県2184号
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は無銘(尻懸)としては最上作にランクされます。
鎺:金無垢 39g
刃長: 66.6cm
反り:2.1cm
目釘穴:3個
元幅:2.7cm
先幅:2.0cm
重ね:0.6cm
刀剣重量:595g
時代:鎌倉時代文保頃(1317-1319)
体配:磨上げ区送があり、反りがつき鋒の長い無銘の刀
地鉄:板目肌に地景が入り映りが現れる。
刃紋:直刃に互の目乱れが交じり、匂口柔らかく明るく冴える。
特徴:大和五派のひとつである尻縣派は則長を祖として鎌倉時代後期南北朝期にかけて活動しました。
本作にはかなり上手な研磨が施されており、刃紋は明るく冴え地景や映りがよく出ています。
葵美術より一言: この作品には金無垢二重の鎺がついており、大切にされてきたことが伺えます。
刃紋は明るく冴えて柔らかで品の良さを感じる作品です。
拵:(保存刀装具)
鞘:黒呂色鞘
鍔:円形の赤銅魚子地に蝶の図をほどこす。
縁頭:赤銅魚子地に花の図をほどこし象嵌色絵をほどこす。銘: 稲川茂克
目貫:獅子の図
切羽2枚:銀を金無垢で包む
第9回重要刀剣指定書(昭和37年)
保存刀装具鑑定書(拵)
葵美術鑑定書
全身押し形