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お知らせ

刀: 無銘(古波平)(第65回重要刀剣)

ご注文番号: 24467

刀:白鞘入り(第65回重要刀剣)
銘:無銘(古波平)

鞘書:第65回重要刀剣 薩州古波平 
磨上無銘して大薙刀真の姿を借りたる造込とみられ、総体に柾心に流れ、部分的に不規則に綾杉風に形成し、白気映立ち焼刃近くは黒味ある無地風の肌合いが交じりて、古波平の地鉄の持ち味が把握され、静謐な中直刃を焼くなど、滋味掬すべき優品して、時代は南北朝と鑑せらる。刃長二尺三寸五分有之。
歳甲辰弥生 探山観而誌(花押)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(古波平)としては 最上作にランクされます。

鎺:金着二重鎺
刃長:71.1cm
反り:2.8cm
目釘穴:2個(1個埋)
元幅:3.0cm
先幅2.3cm
重ね:0.8cm
刀剣重量:705g
時代:南北朝時代
体配:身幅やや広い刀で、鎬を削った体配。
地鉄: 板目肌よく錬れて、ねっとりとした柔らかな地鉄となり部分的に柾がかかり、白気映りが現れる。
刃紋:直刃出来、帽子柔らかく丸く返る。

葵美術より一言波平は平安時代後期に大和から薩摩に移住した正国とその子の行安を祖として新新刀期まで続いた薩摩の刀工の一派で、その中でも南北朝期以前の刀工が古波平と呼ばれる。作風は大和伝の特徴が強いが、ねっとりとして柔らかな地鉄となり、柾が流れ、綾杉肌が見られるものがある。本作は大切先で、身幅が広く、南北朝期の体配をしていて、地刃に古波平の特色がよく現れた見事な作品です。

第65回重要刀剣指定書
葵美術鑑定書
全身押し形

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