ご注文番号: 24570(委託品)
刀: 白鞘入り(第58回重要刀剣*指定証明書)
銘: 無銘(雲生)
鞘書:田野辺先生
備前国宇甘郷雲生 但し大磨上無銘なり。 姿態・地・刃共に格調すこぶる高く雲類就中同工の特色を明示する優品なり。刃長二尺二寸八分弱有之 辛卯文月探山邊道観并誌
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は無銘(雲生) としては最上作 にランクされます。
鎺:金着二重
刃長: 2尺2寸8分(69.0cm)
反り:4分(1.2cm)
目釘穴:3個
元幅:2.9cm
先幅1.7cm
重ね:0.8cm
刀剣重量:675g
時代:鎌倉末期から南北朝時代初期頃
体配:身幅が広く重ね厚く、反りが深くつき鋒のびる。
地鉄:小板目肌よく錬れて精良な小板目肌となり映りが現れる。
刃紋:沸出来直刃、小足がところどころに入り帽子丸く返る。
特徴:鎌倉時代末期から南北朝期にかけて備前国に雲生、雲次、雲重などの刀工が活動し、名に雲とつくことからまとめて雲類と呼ばれる。彼らの作風は同じ備前の長船派とは異なり、来物、青江などに近いと言われている。鎺から6cmほどのところに小さな刃こぼれがあります。
第58回重要刀剣(*指定証明書)
葵美術鑑定書
全身押し形
価格:2,600,000円