ご注文番号:24598
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(委託品)
銘:(菊紋)出羽守法橋源光(以下切)(光平)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は (菊紋)出羽守法橋源光平としては上々作 にランクされる作品です。
鎺:銀着一重
刃長:64.9センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:3個
元幅:2.98センチ
先幅1.95センチ
重ね:0.62センチ
刀剣重量:695グラム
時代:江戸時代寛文の頃(1661年ごろ)
体配:身幅が尋常で反りが深く付き鋒尋常な作品。
地鉄:小板目肌良く錬れて精良な地鉄となり映りが現れる。
刃紋:沸出来、沸出来丁子乱れに互の目乱れが混じり、古作一文字を思わせる作品であると思います。
特徴:(菊紋)出羽守法橋源光平は古作の一文字を狙って製作した刀工でその出来の傑作は驚くほど華やかな作品と言えます。
拵:
鍔:鉄鍔に戦う武者を高彫りし金で色絵を施す。
縁頭:和船を漕ぐ墓所の図柄を高彫りし金で色絵を施す。
鞘:黒呂色鞘
小柄:赤銅魚子地に藻唐子宗典の図を見るような細部に亘る図を高彫りし金で色絵を施す。
目貫:和船を漕ぐ墓所の図柄を高彫りし金で色絵を施す。
葵美術より一言:私がかって米国で購入した脇差の灮平が新刀大鑑722ページの作品の片割れであると思います。出羽入道泰信法橋源灮平 天和2年8月日 信州於松城造乃と全く同じ銘で脇差でした。
作風も同じ刃紋で出来も素晴らしかったと思っております。米国で購入し旦那様と奥様がら食事をいただいた当時を思い出させます。いずれにせよ光平は見ていて飽きない素晴らしい刃紋ですね。沸出来匂出来に近い丁子乱れで健全な一文字を見る様ま気持ちとなります。華やかな刀の出羽守法橋源光平と拵えは江州久美の高彫りした作品に金の色絵を使用して製作したいかにも華やかな図柄の作品を描いた拵えです。
時代背景:寬文という時代は江戸時代も落ち着き刀が鑑賞するものであると思う時代へと移行する時代で多くの刀工はこの世界から辞めていかなければならない時代の背景がありました、しかし一方鑑賞するための刀剣が評価され濤乱刃、匂口の深い作賓。刀身に彫りを入れたり裁断銘が流行したのです。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形
価格:950,000円
商談中 HOLD