ご注文番号:09156
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:肥前国住近江大掾藤原忠広
新刀:上々作:大業物:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は としては上々作にランクされる作品です。
鎺:素銅一重
刃長:71.3センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:1個
元幅:3.13センチ
先幅:2.11センチ
重ね:0.79センチ
刀剣重量:770グラム
時代江戸時代寛文の頃
体配身幅が広く重ねのある作品で反りがやや深く
切先の伸び心の作品。
地鉄:小板目肌実によく寝れて肥前地鉄となる。
あるいは小貫肌となる。
刃紋:小沸出来、匂口の深い直刃出来に小足が入り地景が入る。
特徴:本作の肥前国住近江大掾藤原忠広はおそらく慶安頃の作品で銘が小さく茎が剣形となっております。肥前刀は独特な地景の入った作品または詰んだ粉糠肌の作品が多く他の作品とはかなり異なっております。おそらく鍋島藩の影響力が強く肥前の作品は秘密裏に製作したのかもしれません。豊後、熊本などの刀剣とは異なりその美しさは群を抜き出ております。
葵美術より一言:橋本新左衛門と称して寛永9年父が亡くなった時に忠広を襲名する。特に19歳寛永18年に近江大掾を受領する。元禄6年5月28日恒例で没するまで長年に渡り数多くの作品を製作する。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形
価格:1,500,000円