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お知らせ

社長の一言(令和7年3月号)

皆様、お元気ですか。

日本列島は、北国では大雪が降り、太平洋側では天候に恵まれる日々が続いております。厳しい冬の寒さや大雪の中で過ごさなければならない北国の皆様には、申し訳ない気持ちでおります。しかし、案外春は早く訪れるものです。桜の開花も間近となり、梅の花ももうすぐ咲くでしょう。

昨年の春には、鶯が美しい声で鳴いていました。近所の庭の木には、鶯が訪れていました。目白は目の周りに白い部分があるためすぐに分かりますが、鶯はなかなか目には見えず気づきにくいものです。しかし、その家のそばでは、二羽の鶯が仲良く囀り合っておりました。今年も、同じ光景が見られることを思うと、心が弾みます。

さて、ロシアとウクライナの戦争についてですが、米国のトランプ氏の働きにより、終結の兆しが見え始めたとも考えられます。しかし、イギリス、フランス、イタリア、ドイツなどのヨーロッパ諸国は、複雑な態度を示しています。米国はこの戦争から手を引き、これ以上のコスト負担を避ける方針を打ち出しました。

今回の戦争が無事に終結するかどうかは不透明ですが、ロシアを相手に停戦交渉を進めることは容易ではありません。ヨーロッパ諸国は引き続きウクライナを支持するでしょうし、ロシアの軍事力が予想よりも弱かったと判断したのかもしれません。米国が支援を縮小したとしても、戦いは続く可能性があります。

ロシアは当初「二日でウクライナを制圧する」と豪語していましたが、実際には三年もの間苦戦を強いられています。このことからも、ウクライナの抵抗の激しさが伺えます。ロシアもまた、米国と協調するほうが得策であると考え始めたのかもしれません。トランプ氏の提案を受け入れ、ウクライナからの一部割譲を狙っている可能性もあります。

今後、米国は他国の戦争に介入しない姿勢を強めるでしょう。これにより、日本はこれまでのように米国の庇護のもとで安穏と過ごすことはできなくなるかもしれません。中国、北朝鮮、ロシアといった国々が日本を標的にする可能性もあります。特にロシアと北朝鮮には十分な警戒が必要です。

米国の支援が期待できないのであれば、日本は今から慎重に行動しなければなりません。経済力だけでは問題を解決できるわけではなく、自らの意思で行動することが求められます。嫌であろうとなかろうと、それは避けられない現実です。

ロシアはこれまでも北方領土問題を利用し、「これをすれば領土を返還する」と言いながら約束を果たしたことはありません。彼らは決して貝殻島すら返すことはないでしょう。ロシアや北朝鮮との交渉には慎重な姿勢が求められます。

日本は長年、米国の庇護のもとで過ごしてきましたが、今回の戦争によって、それだけでは立ち行かないことを痛感しました。台湾問題についても、相応の努力と責任を果たす覚悟が必要です。

私たちは戦争を避けるために最大限の努力をしなければなりません。しかし、いざという時には毅然とした覚悟を持つべきです。トランプ氏の登場以来、世界の情勢は大きく変わりました。私たちはその変化を敏感に捉え、まるで薄氷の上を歩くような慎重さを持たなければなりません。

地球は約44億年の歴史を持つと言われています。そして、さらに44億年後には大爆発し、新たな地球が生まれるとも言われています。私たちの100年の人生は、その膨大な時間の中ではほんの一瞬に過ぎません。

日々の生活の中で食事をし、楽しみ、時には辛いことも経験しますが、死とともに無の世界へと旅立ちます。そして、44億年後にはこの地球そのものが消滅するのです。

地球の内部構造は、外側から地殻、マントル、核の三層に分かれています。ゆで卵に例えるなら、殻が地殻、白身がマントル、黄身が核に相当します。なぜ地球は44億年もの間、燃え続けているのか、なぜ未だに消滅しないのか、不思議に思うことがあります。

地球の内部では真っ赤に燃え続けるマグマがあり、そのエネルギーによって火山が噴火することもあります。この絶妙なバランスの中で私たちは生きています。

そのような地球の上で、戦争が起こり、多くの命が失われています。

私自身、あと5年以内にはこの世界を去ることになるでしょう。しかし、それも悪くはありません。これまで楽しく生きてきたのですから。

若い皆さんには、さまざまな経験を積んでほしいと思います。年を重ねると、また別の厳しい現実が待っているかもしれません。

皆様、ご年配の方々を大切にし、ご夫婦ともに仲良く過ごしてください。時には温泉に出かけ、美味しい食事を楽しむことも良いでしょう。

子供たちは意外と我慢強いものです。自然を大切にし、自然の美しさに触れながら、その恵みを享受してください。清らかな川の流れを楽しみ、その水のありがたさを感じてください。

「親切・従順・快活・質素」

これは、私がボーイスカウトで先輩から何度も教えられた言葉です。手旗信号やキャンプファイヤーの思い出は、今でも心に残っています。

日本の政治を良くする会
会長 鶴田一成