前回の回答は、
大和守安定 でした。
特徴:大和守安定の初代は1618年に出生し本国は越前又は石堂とも云われで
後に江戸は神田白銀町に居住する姓は飛田と称し通称宗兵衛で初代の康継の門人で大業物として名高い。
江戸に出て和泉守兼重門に入り技術を磨いたと云われている。
出来は虎徹に酷似した角張った濤乱刃となり明るく冴えて出来は虎徹と変わらない作品となる。
本作は身幅も広め重ねもしっかりとした作品で匂口の深い互の目乱れ、
濤乱刃は正に傑作で破綻がなく重要刀剣に匹敵する見事な作品です。
彼の刀には、山野加右衛門・山野勘十朗等の裁断銘入り多くあり切れ味の良さを伝えている。
本作は裁断銘はないが刃紋の素晴らしさと抜群の強い地金には吸い付けられる様な錯覚を受ける刀です。
江戸時代末期には新撰組の沖田総司、大石鍬次郎の愛刀であった事でも良く知られている。
最上の研磨と最上の傑作刀で滅多に出てこない名刀を生涯の愛刀として是非お求め下さい。
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第295回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成26年6月13日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刃長:68.0センチ
反り:0.6センチ
目釘穴:1個
元幅:2.74センチ
先幅:2.05センチ
重ね:0.63センチ
刀身重量:630グラム
ヒント:
この刀の刀工は誰でしょうか?
1:当初鏡師として活躍しその後刀工として活躍する。
2:刃紋は丸みを帯びた互の目乱れとなり刃中、砂流、金筋がかかる。
3:地鉄は板目肌良く練れて地景がはいる。
4:茎尻は画像の通り
5:切先はほとんどが長く延びて刃紋は乱れ込んで尖りごころに返る
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)