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鑑定会:第337回



前回の回答は、
無銘 (二王)でした。
特徴:二王一派は鎌倉時代から南北朝時代を経て室町時代、江戸時代へと引き継がれ末期まで連綿と続く刀工群であります。
一般的に大和気質が強く特に帽子は焼き詰めとなる作品が多い。
本作は直刃基調に刃中の働きが横溢であり地金は抜群で潤いがあり鎬地は板目肌となり地の地金同様で
無垢鍛えと思わせる作品で何よりも生茎の体配は当時の体配をして極めて貴重と言えます。
また鎬に棒樋がないため地金の様子が鮮明に見てとれ極めて貴重な作品といえます。
第60回の重要刀剣審査は昨年であり重要証書は後日の発送となります。
見事な生の体配と地金の素晴らしさは格別で健全である事も特筆される傑作刀であります。
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第337回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成27年04月19日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刃長:68.8センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:2個
元幅:2.8センチ
先幅:1.98センチ
重ね:0.75センチ
体配:優美な体配をした刀で。
地鉄:小板目肌良く詰んで地錵が付き映りが明瞭に表れる。
刃紋:匂出来風の互の目乱れに丁字乱れが混じり所々尖り互の目乱れが混じる。
帽子のたれて丸く返る。
ヒント
1:此の刀工は器用な刀工で備前伝、相州伝伝、大和伝等に優れた作品をのこす。
2:一般的にいって丁字刃には映りが現れる。
3:茎は画像を参考にして下さい、栗尻となる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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