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鑑定会:第344回



前回の回答は、
兼元(孫六)でした。
特徴:特徴:美濃に於ける最高の地位を閉める兼元二代孫六は初代兼元に学び独特な三本杉と呼ばれる尖り刃で大いに評価される。
制作時代は大永3年(1523年)から天文7年2月1538年)迄と云われている。初代の兼元を引き続いて師匠の作風に磨きをかけ切れ味専一に努力を重ねて最上大業物に至った。
その評価は数多くの武将に好まれ武田信玄、豊臣秀吉、前田利政、青木一重の愛刀として愛蔵された。重要刀剣では短刀の作品は直刃出来と乱れ三本杉がそれぞれ2振りずつ合格しており本作は三本杉の優れた作品で滅多にでてこない孫六 兼元の名品です。
銘もしっかりとしており、鑢目もはっきりした滅多にでてこない生茎、目釘穴一個の作品です。
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第344回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成27年06月30日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀はだれでしょうか。
刃長:2尺3寸7分5厘(71.96センチ)
反り:6分 (1.8センチ)
目釘穴:1個
元幅:2.86センチ
先幅:2.02センチ
重ね:0.65センチ
身幅、重ね尋常な反りは先にいってうつ伏せごころの作品です。
地鉄:小板目肌に小杢目肌が混じり良く詰んだ精良な地金となり指で押した様な映りが現れる鎬地も小杢目肌に小板目肌が見て取れる。
刃紋:小錵出来直刃基調に小互の目乱れが混じり、小足が盛んに入り帽子、のたれて丸く返る。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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