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鑑定会:第356回



前回の回答は、
為大塚一信君 石堂運寿是一精鍛作之 /安政五年戌午二月日 でした。
特徴:石堂藤原是一は藤原是一は米沢の刀工で加藤綱俊の甥。綱俊に学び、
江戸に出て六代重二郎是一没後に家を継ぎ、七代目となった。
是一の系統では最も技量の優れた刀工と評価が高い。
天保十四年(1843)九月浜御殿に於いて鍛刀した功績で生涯五人持を賜わり、
葵の紋を茎に切る事を許される。更に文久元年(1861)上杉家より生涯一人持二名被下。
明治初年(1867)には高橋長信らと共に新政府の召に応じた。
松軒元興、勝村徳勝らの門人がおり合作銘も何本か存在する。
明治二十四年(1891)七十五歳まで生存したという。
相州伝と備前伝のかかった相伝備前が得意で、技量の高さには定評があり、
数多くの作品が重要刀剣に指定されている。
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第356回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成27年09月25日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀はだれでしょうか。
刃長:69.4センチ
反り:1.9センチ
目釘穴:1個
元幅: 3.39センチ
先幅:2.42センチ
重ね:0.63センチ
体配:身幅が広く重ねやや厚く、大切先となった体配の良い刀です。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が微塵に付き地景が入って潤いのある最上の地金となる。
刃紋:小錵出来、刃区より直刃でその先互の目乱れとなり、上部にいくに従い大互の目乱れとなり
刃紋は表、裏共に同様な刃紋で揃い刃中、砂流、金筋が盛んに働く。
帽子乱れ込んで焼き下げる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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